早いもので、7月も半ば過ぎ。
そろそろ、夏休み期間に入る学校もあるのではないだろうか。
それは、「RDG(レッドデータガール)」でも然り。
ココでご紹介した、前巻の発売から約一年。
3巻目となる今巻は、夏休みの戸隠を舞台に物語が展開される。
「RDG レッドデータガール 3 夏休みの過ごしかた」(荻原規子/角川書店)自分の不思議な力と向き合うため、東京の鳳城学園に入学した鈴原泉水子(いずみこ)。
戸惑いながらも、友人に恵まれ、少しずつ学園生活に慣れてゆく。
そして、むかえた夏休み。
泉水子は、学園祭の準備を行うため生徒会執行部の仲間とともに長野県の戸隠へと向かう。
古くは山伏の修験場、近世以降は忍者ゆかりの里、そして霊山としても知られる、戸隠。
初めての合宿に心躍らせる泉水子だったが、思いもよらぬ事件に遭遇して・・・
今巻は、物語の核心にふれる部分が随所に見え隠れして目が離せない。
そして、何より注目したいのは泉水子。
パートナーの深行(みゆき)が気をもむ様子からもわかるように、巻を追うごとに魅力が増している。
それは、まるで閉じていた蕾がゆっくりと綻ぶように。
ファンタジー小説であり、伝奇小説であり、恋愛小説でもある、本作品。
次巻が読めるのは、やはり来年の初夏頃だろうか。
泉水子や深行に会える日を楽しつつ、発売日を心待ちにしたい。
株式会社角川書店様のご厚意に心から感謝いたします。